平安時代中期1を舞台にほぼ同時期に朝廷に対する叛乱を起こした平将門藤原純友の生き様を描いた主人公の将門とその従兄弟である平貞盛から愛されるものの両者の戦いに巻き込まれて惨殺されてしまう薄幸の姫君貴子を吉永小百合が演じた真田風雲録で知られる劇作家福田善之が脚本を執筆ここでの将門はまず民衆が存在して公などはずっと後からやって来たものだなどと檄を飛ばすなどこうした台詞は原作にはない反乱の歴史的位置付けを自ら意識した主人公である 将門の勇敢さと真面目ぶり貞盛の世渡り上手と気の弱さ田原藤太の冷静沈着振り純友の豪胆さと陰謀家ぶり等人物の造形もわかりやすく日活の清純派として名が通っていた吉永の演じる貴子が強姦殺害されるシーンも印象的だったまた傀儡や海賊遊女農民等々庶民階層の登場人物が活躍する点も注目される 2013年現在平安時代中期というこれまでで最も古い時代を扱った大河ドラマである2原作は海音寺潮五郎の小説平将門海と風と虹と歴代大河ドラマの中で全映像の現存が確認されている最古の作品でもあるこのうち本編の放送回の映像は長年現存しないと考えられていたが2000年代半ばになって全放送回の映像が収録された当時の2インチVTRが現存していることが確認された総集編の映像の存在は早くから確認されておりVHSやDVDで商品化されていた発見された映像は9ヶ月にも及ぶデジタルリマスター処理により修復された上で全話収録の完全版DVDが2007年7月に発売されているなお全52回放送の作品で完全版DVDが発売されているのは本作のみでありこれは全作品で一般公開されている尺数としては最も長い 初回放送時の最高視聴率は301平均視聴率は240